■索敵の種類

DQMacroでは「敵を探す」ための移動=索敵を手動/自動で行えます。
索敵は大きく「敵が近くにいるとき=認識中索敵」と「敵が近くにいないとき=認識外索敵」に分けれます。

認識中と認識外、両方とも複数の選択肢を用意しています。索敵は狩場の状況、敵の動き方、利用しているパソコンの性能などにより効率が変わります。適宜変えてみてください。


自動ルート移動機能の動作例(動画)

2013年12月のバージョン 2015年03月のバージョン
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街中をぐるぐると回るだけの動きをさせてみました。

ルートはマウスのドラッグで描きます。曲がるときはあまり直角にすると曲がり角にひっかかるので、大回りするようにルートを描いています。
初期のバージョン(2013年)のものはカクカクですが、2015年頃にはそこそこスムースな移動ができるようになっています。


自動ルート移動はこの動画のような純粋な移動だけでなく狩り場移動でも利用できます。
マップエリアをまたいだ移動設定も可能で、例えばグレン街中からガートラント城下町までなど遠距離を自動移動させることも設定上は可能です(橋や障害物にひっかかった場合の対応設定が必要なため現状では確実な移動は難しいです)。


youtube to mp3 converter 自動ルート移動+操作用マクロによりNPCに話かけるテストをしてみました。

1人目に話しかけるルートと2人目と、2本のルートを描きます。
2本ともに「片道」「移動のみ」「終点判定距離:10」「始点への距離:3」とし、それぞれ「終点時発動」操作用マクロを指定しています。
自動ルート移動のルートを描く画面ではNPCの位置をピンポイントでは指定できません。そのため「終点時発動」操作用マクロの最初に「座標指定帰還」コマンドを終点への距離:3で設定しました。
これにより自動ルート移動でおおまかに移動し、座標指定帰還により話しかけれる位置までNPCに近づいています。


索敵の動作例(動画)

■ドラゴンクエストX Ver3での索敵例

「しらべる」を使わずに敵を探して戦闘開始する索敵挙動5の動作例です。
この索敵方式は環境依存するためパソコンによっては利用できません。VMWAREをDQXとして扱うモードでの利用も可能です。
設定が非常に面倒です。


■ドラゴンクエストX Ver2までの索敵例

BOTっぽいカクカクした動きはほとんど目立たず、あたかも人が操作しているかのように動かせます。
この例では約10分間で約25戦闘(1時間に150戦闘相当)でした。

効率よりも自然な動き重視の索敵方法(バックグラウンドモード、Ver146版索敵処理、中央にしてから走る)。自動ルート移動を併用しています。
CPUパワーが必要な索敵方法のためPCスペックが低いと効率が悪くなります。PC上で動画撮影をするとPCが重くなり索敵効率が落ちるのでディスプレイを動画撮影しました。
中央に映っているのがドラゴンクエストX。右上側がDQMacroのメイン画面で、プレビュー欄にはゲーム画面が表示されています。


■認識外索敵

敵が近くにいないときの挙動です。
大きく分けて以下の選択肢があります。

A.(狭い場所向け)その場に留まり移動しない
B.(広い場所向け)走り回って敵を探す
C.(ほぼどこでも)指定したルートを移動する(自動ルート移動)
D.(広い場所向け)指定した座標から離れていたら戻る(座標指定帰還)
E.(どこでも)ランダム移動

※基本的にはCがいいと思います

A.(狭い場所向け)その場に留まり移動しない
戦闘終了後、近くに敵がいなければその場に留まり敵を探します。詳細な設定項目はありません。
「高度な設定」の「索敵時走る」「索敵時方向転換」の両方のチェックを外すとこの状態になります。
戦闘をするたびに少しずつ移動します(敵に戦闘を仕掛けるために走ったり、攻撃するためにキャラクターが移動するためです)。つまり「その場に留まり移動しない」と言っても、DQMacro実行開始から終了までずっと同じ場所にいるという意味ではありません。そのため狭い場所向けの索敵方法ですが、少しずつ移動して狩場の隅に移動してしまい、ちょっと移動すれば戦闘できるのにその場にいるが為に敵と遭敵しないということも起こりえます。そのため敵の湧きが若干少なめの場所ではEのランダム移動を併用するといいかもしれません。


B.(広い場所向け)走り回って敵を探す
正面に障害物がない限り走りながら敵を探します。
「高度な設定」の「索敵時走る」「索敵時方向転換」の両方のチェックを入れるとこの状態になります。詳細な設定項目はありません。
ほぼ常に走りますので敵が近くにいない場合にはどんどん遠くまで走って行きます。強敵エリアが隣接している場合などはそこに迷い込み全滅するということも起こりえます。
走る方向を決定する際は正面に障害物があるかどうかをチェックしています。狭い洞窟内などでは正面に障害物があると判断されて、なかなか走る方向を決めれずぐるぐるし続けることがあります。そのため狭い場所では利用できません。
障害物検出は完璧ではありません。柵や樹木といった小さな障害物などにぶつかったまま走り続けることが多々あります。Eのランダム移動を併用して障害物から抜け出せるように設定していください。
「今は手を出さないほうがよさそうだ」というような敵と戦わないように指定できる「索敵対象モンスターの指定」との併用はしないでください。このモード利用時は戦いたくない敵との戦闘が多々発生します。


C.(ほぼどこでも)指定したルートを移動する(自動ルート移動)
敵が近くにいない場合は、事前にユーザーが地図に「描く」ことで指定したルート上を移動します。
メイン画面の「索敵」タブの「ルート」ボタンから設定します。「高度な設定」の「地図」タブに設定項目が複数あります。
できるだけ指定されたルート上を移動しようと試みますが完璧ではありません。そのため曲がり角に引っかかるなどの問題も起こります。Eのランダム移動の併用やその他の自動ルート移動向けオプション設定をしてください。


D.(広い場所向け)指定した座標から離れていたら戻る(座標指定帰還)
たまに場所を調べて指定場所から離れている場合は指定場所に戻ります。
メイン画面の「索敵」タブの「場所記憶」ボタンから設定します。「高度な設定」の「地図」タブに設定項目がいくつかあります。
あまり遠くへ行ってしまっては困る場合に利用してください。


E.(どこでも)ランダム移動
一定時間ごとにランダムな方向へランダムな距離移動します。
「高度な設定」の「一般」タブの「一定時間ランダム移動」にチェックを入れると有効になります。さらに「一般」と「索敵」タブに複数の設定項目があります。


■認識中索敵

敵が近くにいるときの挙動=見つけた敵に対する走り方です

A.(通常モード)標準
B.(通常モード)Ver356版(利用前の調整が必須)
C.(通常モード)Ver146版
D.(通常モード)Ver105版
E.(バックグラウンドモード)標準
F.(バックグラウンドモード)Ver356版(利用前の調整が必須)
G.(バックグラウンドモード)Ver146版(利用前の調整が必須)
H.(バックグラウンドモード)Ver150版

これらはそれぞれ若干キャラクターの動きが異なり、敵と戦闘できる回数にも差があります。

基本的には通常モード/バックグラウンドモードともにVer356版がいいと思います。
Ver356版の調整は「高度な設定」の「索敵」タブにある「Ver356調整」ボタンから行います。

「高度な設定」の「索敵」タブから索敵方法の選択やパラメーター調整ができます。戦闘回数を最適化したい場合は調整してみてください。

索敵の効率はPC(CPU)の性能に大きく依存します。
高性能PCではバックグラウンドモードのVer150版が有効です。BOTっぽい動きが少なく人が操作しているかのように動かせます(PC性能が低い場合は左右に蛇行して実用性がありません)。

「高度な設定」の「システム」タブにある「マクロ実行優先度」を左側にするほどCPUパワーを索敵動作などに割り当てます。PCの性能が中途半端な場合はこの項目を調整することで索敵効率を高めることができるかもしれません。ただし左側にすればするほどCPUパワーをDQMacroに奪われるのでパソコンの負荷が高くなります。ご注意ください。なお、この項目はDQMacroを再起動しないと適用されません。変更後はDQMacroを再起動してください。

「中央にしてから走る」オプションを有効にすると走り出す前に敵を画面中央に導入するため敵とすれ違う率が若干下がります。


■自動ルート移動機能

敵密度が低い場所ではなかなか遭敵せずに無駄走りすることが増えます。狩場間を移動するための自動ルート移動機能を利用するとそれをある程度抑えることができます。
利用するには、
1.ドラゴンクエストX上で手動で狩場に移動する
2.ドラゴンクエストX上で手動でマップを開く
3.DQMacroの「索敵」タブにある「ルート」ボタンを押す
4.(すると地図部分のみを拡大表示したウインドウが開きます)
5.索敵したい狩場間を結ぶようにルートを描く。マウスのボタンを押したまま動かすことでルートを描きます
6.ルートを描き終わったら「OK」ボタンを押す
7.「このルートを使う」にチェックを入れる
以上の設定により、索敵するときに一定時間ごとに場所をチェックしておおよそルート上を進みます。

※ルートは始点と終点を同じ場所に設定してください
※崖などの障害物からできるだけ離れるようにルートを描いてください。ルートの描き方により障害物への衝突率が変わります




「高度な設定」の「一般」タブにある「索敵時走る」「索敵時方向転換」のチェックを外すと常にルート近くにとどまります。逆にチェックを入れるとルートから離れた場所まで敵を探しに走ります。状況に応じて使い分けてください。

また「高度な設定」の「索敵」タブにある「ルート移動間隔」により、自動ルート移動機能を発動する間隔(秒)を変えることができます。


※障害物衝突検出移動がぶつかっていないのに発生する場合は、「高度な設定」の「地図」タブにある「検出時間」「検出距離」を調整してください



■指定座標帰還機能

通常、敵を探し回るうちに最初の場所からどんどん遠くへと離れてしまいます。これを防ぐため座標指定による簡易的な帰還機能があります。
利用するには、
1.ドラゴンクエストX上で帰還したい場所に手動で移動する
2.ドラゴンクエストX上で手動でマップを開く
3.DQMacroの「索敵」タブにある「場所記憶」ボタンを押す
4.(正常に場所が取得できた場合はボタンの上の「この場所に戻る」が「エリアB-6に戻る」のように変化します)
5.(もしも正常に場所が取得出来なかった場合は、数歩で構いませんので移動してもう一度ボタンを押してください)
6.「エリア○-○に戻る」にチェックを入れる
以上の設定により、索敵するときに一定時間ごとに場所をチェックしてその場所へと戻ります。